誰か、何か言ってよ!

部屋は寒いが、暖房をつける程寒くはない。そんな時には、暖房をつけずにいます。最近暖かくなってきましたね。薔薇マリーです。

昨日の日記、赤影はマスクつけてないし!とゆー突っ込み待ちだったのですが、なぜ誰も答えてくれない!?…まさかとは思いますが、みんな赤影知らないのでしょうか?


話は唐突ですが、薔薇マリーは絵を、文をかくにあたって、「人に好きだと言ってもらえる」事を目標としております。そんな折で思うところがあったので、薔薇マリーの中の人が一人、セイナさんに出てきて頂きましょう。

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友よ、例えば世界で最も良いと、評価される絵があったとしよう。あらゆる評論家が、皆口を揃えて「この絵は、世界最高の絵だ」と言ったとしよう。さて、そんなものが在り得ないのは、良く考えてみれば分かる事だ。君は、人が良いというもの全てを、そのまま良いと思えるのかね?もしそうであるならば、君は失くしてはいけないものを亡くした人間だ。諦めたまえ。だがしかし、仮にそんな絵ががあったとして話を進める。評論家が皆、素晴らしいと評価する。それだけで、果たして絵の本当の価値は決まるのだろうか?友よ、君はどう思う?
評論家は、絵の良し悪しに私情を挟んではならないという面があり、決して自分が好きではない絵にも、評価をせねばならぬ事もあるだろう。逆に、自分が好きな絵を評価する事もある訳だ。さてさて、先の「世界最高の絵」は評論家達にとって、どうだったんだろうね?好きか、嫌いか。そこに見て取れるかな?

さぁ、此度その「世界最高の絵」が、オークションで売りに出されるそうだ。いやはや、話題性は抜群。なんせ、全ての評論家が良いと言う、世界嗜好の宝だからね。一体どれ程の値段がつくものか、世界中の人たちがどきどきして結果を見守っていたさ。

友よ、結果はどうなったと思うかね。
売れたと思うかね、市民が想像もつかないような高い値段で?だとしたら、それは人を惹きつける、「世界最高の絵」だったのだろう。
逆に売れなかったと思うかね、市民が買える値段ですらあったのに?だとしたら、それは人々にとって魅力のない、「世界最高の絵」だったのだろう。
しかし面白い事に、売れるにしろ売れないにしろ、評論家がつけた「世界最高の絵」という評価は変わらない。

さて、友よ。これとは全く逆に、例えば世界で最も悪いと、評価される絵があったとしよう。あらゆる評論家が、皆口を揃えて「この絵は、世界最低の絵だ」と言ったとしよう。…皆まで書く必要はあるまい。

友よ、君は気付いているかね?この話の「絵」は、「君が今している事」だ。
例えば仕事でもいい、例えば恋でも、本当に絵を描いていてもいい。君は、誰かに評価される為にやっているのかね?もしそうなら、お手本通り、与えられた道の通りに進めばいい。友よ、君がそれで満足なら。

だけど、もしもそうでないなら。自分がやりたいから、それをしているというのなら。自分の今している事に、自身を持って欲しい。人から評価されるよりも、好きだと言ってもらえる事がどれ程心に響くか知って欲しい。

だから、言うよ。しっかりと聞いて欲しい。
友よ、私は君の、言葉足らずではあるが、不定期に書かれている日記が好きだ。
友よ、自分ではつたない絵なんて言ってるが、技術と人に好かれるどうかは、比例するものじゃあない。昔から見慣れているからね、君の絵は好きだよ。
友よ、ちょっとネタに偏りがあるかもしれないが、メインコンテンツでは笑わせて頂いている。

友よ、君に私の言いたい事が伝わったかどうかは、私には分からない。そして、伝わったかどうかは、言ってくれなくていい。だけど、私は君に、もっと自身を持ってもらいたい。そう、切に願うよ。

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セイナさん、ありがとうございました。言いたい事は、伝わったでしょうか?
薔薇マリーは、日記になんて気恥ずかしくて、こんなの書けませんよ。現実世界なんて、言葉で直接だなんて、もっと無理です。


友よ、君に幸あらんことを。