贅沢な病

いつの間にか、はてなダイアリー市民になってました。プロフィールを出してなかいから、皆様には分からないんですけどね。薔薇マリーです。


贅沢な時代になったものだと、本当に良く思う今日この頃。
現代には、「情緒不安定」やら「引き篭もり」、「アルコール依存症」などのいわゆる精神病な人が増加傾向にありますね。しかし、みんな忘れているけれども、そんなものは昔はなかった病気なのです。正確には、認知されていなかったのです(アルコール依存症は昔からあるように思いがちですが、病気と認知され出したのは現代になってから)が、それにしても現代人の、この増加数は異常と言わざるを得ませんよね?

薔薇マリーは、確かに本当にどうしようも無いケースはあるものの、これらの病はとても贅沢な病だと思っています。
なぜ、今このような病が増加傾向にあるかと言うと、それは単純に「情報が豊富過ぎること」と「昔ほど苦労をしていない」からでしょう。主な原因は前者ですね。

精神病は、その症状になった人の話しこそ良く耳にしますが、回復した話を実はみなさんあまり知らないのではないでしょうか?結構、気の持ちようで何とかなるものなんですよ。簡潔に、端的に言ってしまうと、本人の気持ち次第なんです。

と言うのも、いわゆる精神病に"なる"段階にも結構問題があるのです。

この情報過多の時代、いわゆる精神病の症状や条件は、いともたやすく調べられます。そして、本人の状態如何にもよりますが、その症状説明を見た際に「これは自分にもあてはまるのでは?」と思ってしまう経験は、意外と皆様にあるのではないでしょうか?

冷静に考えると、人間誰しも常時全く同じ精神状態で居られるはずも無く、これらの症状に当てはまる事は、少なからずあって当たり前なのです。占いで、例えば「先月は、お金の事でちょっといい事がありましたね?」と言われるのと大差ありません。で、何が問題かと言うと、この時にそのいわゆる精神病の人がどういった行動をするかが、大抵明記してあるものなのです。

ここで、ある種の自己暗示や思い込みが働きます。「自分は〜病だから、こうなっても仕方ない」や「〜をしているから、自分は〜病だ」のように、自分で症状を認めてしまうのです。なぜなら、自分でその病気だと認めてしまい、周囲の人達にもその病気であると認知されれば、自然とある事柄に対する自分の責任が減るからなのです。これは、「逃避」と呼ばれるものですが、これが発症原因になっているものが非常に多いように思います。
増えている一因に、現代はその他の苦労が無さ過ぎるからなのでしょう。もちろん誰が見ても苦労されている方は、五万と居ます。しかし現代は、〜だったら苦労とか、〜だったらつらいとか、形骸化されていませんかね?きっと、他にすごい苦労している事があって、こんな状態になってる場合じゃないって人が、少ないって事でもあります。

さて、贅沢な病だと思いませんか?

昔は、こんな事を言っていたら、いつ死ぬか分からない時代だってあったと言うのに。しかも、せいぜいそんな時代から60年程度しか経っていないというのに。本人に自覚がないから、しょうがないというのは、もちろんありますがね…。

ただこれは言っておきたい。自分のHPの日記、私生活での会話、その他人の目に、耳に触れる場所に、「自分が精神病である」と分かるような事を、恒常的に書いている(言っている)人物は、大抵上記の例に当てはまる。



真性はね、そんな事をいちいち他人に言ったり、知らせたりしないんですよ。