人生終わってる人って、すごいね

今回の選挙、街中を歩いていても意外と選挙カーを見かけないですね。都内を色々うろうろしてると、一日一度は見かけるものですが…。薔薇マリーです。


今日、ひょんな事から会社の昼休みに面白い候補者を発見しましたよ。職場に居ながら、あわや笑い転げる所でした。もう、存在そのものがネタとしか思えない、痛い、痛過ぎる候補者。先に記載しておきますが、薔薇マリーはこの候補者を、圧倒的に支持しません!


山下万葉(ヤマシタ バンバ)


一応、最年少立候補者(衆議院議員なので25歳)なんですが、年齢がネタなのではなく、問題はその政策。以下、公約をそのまま。


■ディズニーランドの乙女達を外交親善大使に!
■より良き人間関係を創る友達バンクを!
性風俗問題を啓発する法律の制定とグループホームを!
■アニメ・声優界を変える!人材バンクの設立を!
■巫女さんの将来に希望を持てるサポート体制を
■ストップザ矢野 狛江市長の偏狭なナショナリズムを許さない

山下万葉氏の政策より抜粋


なんと言うか、すごいよね。どうゆー人生の投げ方したら、公の場でこんな事を言えるのか、生まれと育ちについて、親とじっくり話してみたいものです。まぁ、お決まりでしょうから、一つずつ突っ込んでみますか。



まず、ディズニーランドの乙女達って、もしかしてステージやパレードで踊ってる人たちの事かなぁ…。それとも、ミッ○ーや○ニーの中の人をさ(略)
そうですね、公約を作る前に、最初に「親善大使」って言葉の意味を辞書で調べるべきですね。


友達バンク……。とゆーか骨髄バンクと、勘違いしてませんか?そもそも、友達は与えられるものなんだっけ?
仮に実現したとして、友達バンクの構成員は市の職員になるはずなのだけど、その人件費はどうするのかなぁー?


性風俗問題を啓発する法律の制定……、啓発………啓発?
はい、みなさん「啓発」の意味を辞書で調べてみましょう。

アニメ・声優界を変える!って、なんでも「バンク」つければいいと思ってませんか?そもそも、25歳無職で職歴無しが、ある一つの業界を変えるなんて事が出来るとは思えませんが…。と言うか、どうせ挙げるなら昨今問題になってる、建築設備事業とか道路交通事業とかにしとこうよ…。


巫女さんの将来に希望を持てるサポート体制を敷くって、思いっきりそれ自分の趣味じゃん!ただの自己主張じゃん!それに、裏を返すと「巫女」とゆー職業に将来性がないと思っている、という事になりますね。
ここが一番突っ込む所が多いんですが、まず何より「巫女」限定。山下氏は凄まじく「巫女」さんが好きなのが良く分かるんですが、政策にそんなものは必要ありません。むしろ、有権者を舐めてるとしか思えません。世の中、職業は「巫女」と「それ以外」に分類出来るならまだしも、結婚退社の多い人手不足の職業、例えば看護士、例えば保育士等々真にサポートが必要な職業は他にあります。

この手の自己主張する人間は、得てして「他人は自分より劣ってるので、おかしいと思わない」と思っているか「自分が好きな(嫌いな)事は、一人として嫌い(好き)なはずがない」と考えているので、とっても政治家に不向きと言えます。まぁ、実際の政治家にはこんな考え方の人、結構多いですけど(笑)

つか、選挙管理委員会もよくこんなのを立候補として認めたなぁー。あれだね、きっと選挙の演説の時は「巫女みこナース」を永久ループでかけてるんだろうね。絶対。めでたいよ。


最後の「ストップザ矢野 狛江市長の偏狭なナショナリズムを許さない」ですが、この山下氏はどうも狛江市の現在の方針が個人的に、あくまで個人的に大層気に入らないようで、「きっとみんな同じように思ってるはずだ」と思い込んで掲げたものなんでしょう。どこの世間知らずの、空気読めないお坊ちゃんですか、この人は。


とまぁ、大層笑わせてくれたこの山下氏。マガジンに載ってたホリエモンのインタビューも笑わせてくれたけど、まぁ、やれるもんなら個人の思想がどこまで国家の思想に通用するか、見せてもらいたいものですね。明日、書くことなかったら、やんわり追求するかも。